そもそもなぜ僕が、アルバイトではなく、プロとして関わる個別指導塾を始めたのか。
きっかけはある女の子の存在があります。
テストの平均点が20点くらいの中学生3年生の女の子がいました。
その子に「将来何になりたいの?」と尋ねました。
もちろん僕は「どんな職業になりたいの?」という意味で尋ねました。
「将来の夢があれば勉強へのやる気も変わるかな?」なんて安易に考えていました。
しかし、彼女は答えました。
「普通になりたい」
自分なりにがんばっているつもりなのに
「もっとがんばりなさい」と先生やお母さんに怒られる
テストの点数を見るたびに自分ができない人間だと証明されているようで辛い
僕はその時ほど他人に対してなんとかしてあげたいと思ったことはありません。
僕は彼女の家庭教師となり、勉強をサポートし始めました。
受験が無事終わり、最後の授業で
「先生の授業はわかりやすくて本当に楽しかった」
という言葉をもらいました。
彼女は今では、保育士として立派にお仕事しています。
きっとこの子の他にも
「普通になりたい」
と願う子がいるはず。
「もっと多くの普通になりたいと願う子にとっての頼れる先生になりたい」
という思いから塾を始めました。
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